コロンビアの年次インフレ率は、2025年6月に5.05%から4.82%に低下し、市場予想の4.9%を下回り、2021年10月以来の最低水準を記録しました。この減速は、食品(+4.31%対+4.71%)、健康(+5.20%対+5.34%)、住宅(+5.23%対+5.82%)などの主要カテゴリーで顕著な減速が続いていることを反映しています。ただし、交通(+5.27%対+5.26%)、レストランおよびホテル(+7.44%対+7.41%)、教育(+7.56%対+7.35%)ではわずかな上昇が見られました。データは、インフレが緩和されている一方で、サービス関連部門では圧力が高いことを示唆しています。月次ベースでは、6月の消費者物価はわずか0.1%上昇し、0.19%の予測を下回り、5月の0.32%の増加から減速しました。最新の数字は、ディスインフレーション傾向が持続する場合、コロンビア中央銀行による金融政策の継続的な緩和を期待する根拠となっています。