コロンビア中央銀行は2025年6月、基準政策金利を9.25%で据え置いた。4人の理事が維持を支持し、2人が50ベーシスポイントの引き下げ、1人が25ベーシスポイントの引き下げを支持した。年率インフレ率はわずかに低下し、5月には5.2%から5.1%に緩和した。食品や規制価格を除くコアインフレ率も4.9%から4.8%に緩和した。第1四半期の活動指標からは、GDPが前年比2.7%成長したことが示唆され、技術チームは2025年の成長予測を2.7%(2026年は3.0%)に引き上げた。しかし、世界的な金融状況は高い地政学的緊張や米国の関税政策に対する持続的な不確実性の中で制約的な状況が続いており、より積極的な金利引き下げの余地が限られている。理事会は、将来の政策決定は利用可能な情報に依存すると強調した。