ジョージア国立銀行は、2025年6月の政策会議で、基準金利を8%で8回連続して据え置いた。インフレ率は中央銀行の3%目標に近く、2025年5月にはヘッドラインインフレ率が3.5%、コアインフレ率が2.1%となっている。インフレ率は一時的に目標を上回ると予想されており、年間平均で3.8%に達する見込みだが、中期的には3%前後で安定すると予測されている。一方、経済活動は堅調であり、2025年の最初の4カ月間にジョージア経済が平均8.8%成長したことが予備データで示されている。この強い成長は長期的なトレンドに徐々に収束している。これらの状況を踏まえ、金融政策委員会は金融政策の継続的な正常化に慎重な姿勢を維持することを決定した。金利調整に関する将来の決定は、更新されたマクロ経済予測と国内外のリスクの評価に基づいて行われる。