マレーシアの貿易黒字は、2023年同月のわずかに改定された118億リンギットから2024年12月に192億リンギットに拡大し、市場予測の166億リンギットを大きく上回りました。これは、輸出が輸入を上回ったため、2023年9月以来の最大の貿易黒字となりました。輸出は前年比16.9%増の1385億リンギットに跳ね上がり、27カ月ぶりの高水準となり、11月の下方改定された3.9%増から加速し、9%の予測を上回りました。主に製造業(18.5%)と農業(28.9%)の売上に支えられた一方で、鉱業・採石業は減少(-5.1%)しました。一方、輸入は11.9%増の1193億リンギットに達し、この4カ月で最も速い伸びを示し、3.3%の予測を大幅に上回りました。これは、資本財(41.5%)、消費財(11.9%)、中間財(1.4%)の増加によるものです。2024年通年では、貿易黒字は前年から36.4%減の1369億リンギットとなり、輸入(13.2%)が輸出(9.3%)をはるかに上回るスピードで増加しました。