2025年3月のマレーシアへの輸入は前年同月比で2.8%減の1,125.9億リンギットとなり、市場予測の2.3%増を下回り、2月の5.5%増から反転しました。これは2023年10月以来の減少で、米国の関税上昇の影響に対する懸念が背景にあります。中間財の購入は0.6%減の589.6億リンギット、資本財は19.2%減の130.7億リンギットとなりました。一方で、消費財の到着は3.6%増の97.3億リンギットとなりました。セクター別では、製造業の輸入が2.8%減少し、石油製品の46.9%減が影響しました。鉱業の輸入は29.0%減少し、原油が28.5%減、液化天然ガス(LNG)が55.2%減となりました。対照的に、農業の購入は34.9%増加し、パーム油製品が164.9%増、天然ゴムが15.5%増となりました。米国(1.6%減)、台湾(13.1%減)、EU(1.3%減)、日本(8.3%減)、ASEAN諸国(4.4%減)からの到着は減少しましたが、中国(10.1%増)、韓国(24.7%増)、ベトナム(16.9%増)からは増加しました。年初から3ヶ月間で、輸入は2.8%増の3,373.7億リンギットとなりました。