2025年6月、トルコの年間インフレ率は、市場予想の35.20%を下回る35.41%から35.05%に緩和された。これは、消費者物価の緩和が続いた13か月連続であり、2021年11月以来の最低水準である。食品とアルコール飲料の価格上昇が緩和し(5月の32.87%から30.20%)、住宅と公共料金も同様に緩和した(67.43%から65.54%)。健康(40.12%から38.70%)、通信(19.25%から18.43%)、ホテル、カフェ、レストラン(36.91%から35.59%)のインフレも鈍化した。一方、交通(24.59%から27.72%)、衣類と履物(14.12%から14.47%)、娯楽と文化(26.04%から27.53%)のインフレはさらに上昇した。一方、コアインフレはわずかに上昇し、5月の35.37%から35.64%に増加し、3年以上ぶりの高水準となった。月次ベースでは、消費者物価指数(CPI)は1.37%上昇し、5月の1.53%上昇に続いて6か月ぶりの最小増となり、1.45%の予測を下回った。