2024年第4四半期、スロバキアの実質賃金は前年比1.6%上昇し、成長は続いているものの、前四半期の3%増加から緩和された。平均名目月給の成長率も、1,643ユーロで4.7%に低下し、前期の5.8%から減速した。それでも、監視された19のセクター全てが平均名目賃金で年間成長を記録し、不動産セクターの0.1%から電力、ガス、蒸気供給の10.9%まで幅広い。一方、17のセクターで実質賃金が上昇し、2つの産業で減少が見られた。すなわち、不動産(-2.9%)と公共行政(-0.6%)。産業部門はインフレとの戦いに成功し、産業の名目賃金は6.3%上昇し、実質成長率は3.1%に達し、全スロバキア経済の平均を上回った。2024年全体では、平均名目賃金は6.6%増の1,524ユーロに上昇し、実質賃金は3.7%成長した。