フランスの2025年6月の年次インフレ率は0.9%に上昇し、予測を覆して5月の0.7%という4年以上ぶりの低水準を維持すると予想されていたことが、予備見積もりで示されました。この上昇は、主にサービスのインフレ率の上昇(2.1%から2.4%)、特に宿泊、健康、交通におけるもの、および食品のインフレ率の増加(1.3%から1.4%)によって推進されました。一方、エネルギー価格は前月よりも緩やかなペースで下落しました(-8%から-6.9%)、製造品の価格は前月と同じペースで低下しました(-0.2%)、たばこのインフレ率はわずかに鈍化しました(4.1%から4%)。月次ベースでは、消費者物価指数(CPI)は0.3%上昇し、5月の0.1%の下落から回復し、0.2%の上昇が期待されていました。一方、EUの年次調整済みインフレ率は0.6%から0.8%に上昇し、0.7%の予測を上回りました。月次調整済みCPIは0.2%の下落を覆い、0.2%の上昇が期待されていたところを0.4%増加しました。