2025年4月、台湾の輸出注文は前年同月比19.8%増の564億ドルとなり、前月の12.5%増を上回り、市場予想の10%増を大幅に上回った。電子製品の輸出注文は伸び率が35%に加速(前月は21.8%)、機械類は5.8%に拡大(前月は2.3%)、ICT製品は20%に増加(前月は11.4%)。一方、化学製品(-0.02% vs -8.7%)や繊維製品(-1.1% vs -6.7%)の輸出注文は減少幅が縮小した。一方で、輸送機器(3.3% vs 15.1%)、電気機械(9.2% vs 11.1%)、光学・写真製品(4.2% vs 10.4%)の注文は鈍化した。同時に、プラスチック製品(-8.8% vs -6.1%)、基本金属(-11.1% vs -3.8%)、鉱物製品(-8.7% vs -6.5%)の注文は減少幅が拡大した。主要貿易相手国では、ASEAN諸国が最も需要が伸び(32.8%)、次いで米国(30.3%)、日本(16.3%)が続いた。