スペインの年間インフレ率は2025年4月に2.2%に緩和し、6か月で最も低い水準となり、予備推定を確認しました。この傾向は主に住宅および公共料金のインフレの減速(3月の5.7%から4.2%)によるもので、電気(12.8%から10.6%)とガス(8.4%から-3.2%)が要因です。また、輸送価格の継続的な低下(-0.9%から-1.6%)、特に個人輸送用燃料が影響しています。アルコール飲料とタバコ(3.1%から2.6%)、食品とノンアルコール飲料(2.4%から2%)の価格も緩やかに上昇し、特に油脂の急激な下落(-30.3%から-34.1%)が一因です。食料やエネルギーのような変動の激しい項目を除いたコアインフレ率は、4月に2.4%と確認され、前月の2%から上昇しました。前月と比較すると、CPIは3月の0.1%の上昇の後、0.6%上昇しました。EU調和消費者物価指数を考慮すると、CPIは年間で2.2%、月間で0.6%上昇し、いずれも初期推定と一致しています。