2024年12月のスペインにおける生産者物価上昇率は2.3%に上昇し、2023年2月以来の高水準となりました。前月の改定値1.2%からの加速です。主にエネルギー価格(11月の3.1%に対して7.5%)からの上昇圧力によるもので、石油精製価格の上昇や2023年12月と比較した電力コストの増加が要因です。資本財の価格も上昇しましたが、その幅は緩やかでした(1.9%に対して1.7%)。一方で、消費財(0.5%に対して-0.8%)、特に非耐久財(0.5%に対して-0.9%)や中間財(-0.9%に対して-0.4%)のコストは減少しました。エネルギーを除くと、生産者物価は前月の0.2%の上昇の後、0.2%の下落となりました。月次ベースでは、生産者物価は0.9%増となり、11月の上方修正後の2.9%の伸びに続く形となりました。