スペインの生産者物価上昇率は2025年4月に1.9%に緩和し、2か月連続の低下となり、5か月ぶりの低水準を記録しました。この減速は主にエネルギー価格の急激な鈍化によるもので、3月に15.8%上昇した後、5.7%の上昇にとどまりました。これは電力価格(–15.9%)と精製石油製品(–7.3%)の大幅な下落に支えられています。中間財の価格圧力も緩和し、前月の0.6%の上昇に続き、わずか0.1%の上昇にとどまりました。消費財は前月の1.6%の下落に続き、1.1%下落しました。これは主に、植物油や動物油脂の製造における価格低下により、非耐久消費財が1.3%減少したことによります。エネルギーを除く生産者物価は0.1%減少し、3月の数値と一致しました。月次ベースでは、生産者物価は前月の4.1%の下落に続き、4月には2.9%下落しました。