タイ銀行、金利据え置き

2025-06-25 07:20 Czyrill Jean Coloma 1分で読めます

2025年6月の政策会議で、タイ銀行は基準金利を1.75%で据え置くことを広く予想通りに決定しました。金融政策委員会は、現行金利を維持することに賛成6、反対1で可決しました。この金利は、2023年4月以来の最低水準です。2025年のヘッドラインインフレは0.5%、2026年は0.8%にとどまる見込みであり、コアインフレも低水準を維持する見通しで、2025年は1%、2026年は0.9%と予想されています。タイの消費者物価は2025年5月に0.57%下落し、2か月連続のデフレを記録しました。一方、タイ経済は2025年に2.3%、2026年に1.7%成長すると予測されています。2025年第1四半期の実質GDP成長率は前年比3.1%で、市場予想の2.9%を上回りましたが、前四半期の修正後の3.3%成長からは緩和されました。金融政策委員会は、経済見通しが非常に不確実であると指摘しましたが、経済状況、リスク、インフレのダイナミクスに対応するために必要に応じて金融政策を調整する用意があると再確認しました。

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