ユーロ圏の産業信頼感指標は、2025年1月に前月の-14.1から-12.9に改善し、市場予測の-13.8を上回りました。この改善は生産見通しの回復(2024年12月の-2.1対0.6)によるものでしたが、受注台帳レベルでの悲観論の拡大(-27.5対-28.9)にもかかわらず進みました。同時に、雇用見通しに関する悲観論も和らぎ(-7対-6.3)、企業は不確実性に対する懸念がわずかに低下することを見ています(37.8対36.2)。一方で、販売価格期待は急上昇し(7.5対8.7)、インフレーション懸念が再燃しています。