ユーロ圏の賃金は2024年第3四半期に前年比4.4%上昇し、第2四半期の上方修正された4.9%の上昇と比較して、今年これまでで最も低い伸びとなった。賃金上昇は産業(4.4% 対 5%)、建設(4.6% 対 5.2%)、サービス(4.3% 対 4.6%)で鈍化した。域内最大の経済国の中では、ドイツ(4% 対 5.7%)とフランス(2.7% 対 3.3%)で賃金上昇が緩やかになったが、スペイン(4.7% 対 3.9%)とイタリア(5.2% 対 4.2%)では加速した。