インドネシア中央銀行、予想通り金利を引き下げ

2025-07-16 07:52 Czyrill Jean Coloma 1分で読めます

インドネシア中央銀行は、2025年7月の政策会合で、市場の予想に沿って、基準金利を25ベーシスポイント引き下げて5.25%にしました。この措置は、2025年から2026年までの見込みインフレ率が2.5±1%の目標範囲内にとどまり、安定したルピアの為替レート、経済成長を支援する取り組みが反映されています。6月の年次インフレ率は、5月の1.60%から1.87%に上昇し、予測をわずかに上回りましたが、目標範囲内にとどまっています。一方、ルピアは6月に米ドルに対して0.34%上昇し、7月中旬も安定しており、主にインドネシア中央銀行の安定化策に支えられています。2025年の経済成長率は、米国との関税交渉の成功に続く輸出改善、国内需要の強化、政府と中央銀行の支援政策によって、4.6%から5.4%の間で見込まれています。一方、夜間預金金利と貸出施設金利は、それぞれ4.50%と6.00%に25ベーシスポイント引き下げられました。

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