ニュージーランド準備銀行は、2025年2月の政策会合で、公式キャッシュレート(OCR)を50ベーシスポイント引き下げて3.75%としました。これは予想通りで、前回の発表での同様の動きに続くものです。これにより、借入コストは2022年後半以来の最低水準となり、雇用の低迷、経済成長の鈍化、インフレの減速が背景にあります。金融政策声明では、インフレが1%-3%の目標レンジの中間点付近にあると中央銀行は指摘しました。ニュージーランドの年間インフレ率は2024年12月四半期に2.2%となり、2021年3月以来の最低水準です。一方、同国の成長率は2024年9月までの5四半期連続で前年同期比で減少しており、賃金の伸びも鈍化しており、労働者需要の弱さを反映しています。