オーストラリアのウェストパック・メルボルン研究所消費者信頼感指数は、2025年4月に前月比6.0%低下し、6か月ぶりの低水準である90.1となりました。これは前月の0.4%の上昇を覆し、1月以来初の下落を示しています。「1年前と比べた家計の財政状況」は8.5%下落して70.2となり、今後12か月の家計財政も6.2%減少して101.6となりました。さらに、今後12か月の経済状況に対する消費者の見解は5.7%下落して90.5となり、今後5年間の評価も3.0%下落して98.4となりました。一方、「大きな買い物をする時期」は7.3%下落して90.0となりました。失業率の期待は5.1%上昇して122.9となり、長期平均の129を下回っています。この最新の結果は、特にトランプ米大統領によって開始された「相互関税」に関する世界的な発展について、家計の不安が深まっていることを浮き彫りにしました。「世界の金融市場での売りが続く中、今後数か月でより大きな信頼感の低下のリスクが明らかにあります」と、オーストラリアのマクロ予測責任者であるマシュー・ハッサン氏は述べています。