オーストラリアのウェストパック・メルボルン研究所消費者信頼感指数は、2025年5月に前月比2.2%上昇し92.1となり、4月の6.0%の下落から反発し、金融市場の回復と連邦選挙の結果を背景に今年3回目の上昇を記録しました。「1年前と比べた家計の財政状況」サブ指数は7.0%上昇し75.1となりましたが、今後12ヶ月の家計財政の期待は0.8%下落し100.7となりました。来年の経済状況に対する信頼感は2.8%上昇し93.0となり、今後5年間の見通しは0.2%上昇し98.6となりました。「主要な家庭用品を購入する時期」指数も改善し、3.5%上昇して93.2となりました。失業率の期待は2.1%下落し121.3となり、長期平均の129を下回っています。オーストラリアのマクロ予測責任者であるマシュー・ハッサン氏は、すべてのインフレ指標が中央銀行の2–3%の目標範囲内に戻ったと指摘しましたが、現在の政策設定が消費者に重くのしかかっていると付け加えました。