2025年第1四半期、オーストラリアの企業利益は予想外にも前四半期比0.5%減少し、市場予測の1.1%成長を下回りました。これは、前四半期に上方修正された6.0%の拡大を逆転させたものです。この減少は、金融および保険サービス(前四半期比-10.6%、前四半期は38.3%)、行政および支援サービス(-6.1%、前四半期は8.5%)、鉱業(-6.0%、前四半期は5.3%)、電気・ガス・水道・廃棄物サービス(-3.2%、前四半期は4.6%)、専門・科学・技術サービス(-1.9%、前四半期は1.5%)での利益減少によるものでした。さらに、卸売業(4.4%、前四半期は20.3%)、宿泊および飲食サービス(0.7%、前四半期は10.0%)、輸送および倉庫業(4.8%、前四半期は9.0%)、賃貸および雇用サービス(1.2%、前四半期は10.1%)、芸術およびレクリエーションサービス(1.2%、前四半期は12.8%)での企業利益成長が鈍化しました。一方で、小売業(5.4%、前四半期は2.8%)と情報通信メディア(5.0%、前四半期は4.6%)では利益がより強く上昇しました。3月までの1年間で、企業利益は5.0%縮小し、前四半期の6.2%減少に続きました。