オーストラリア第1四半期輸出価格、2四半期連続で上昇

2025-05-01 01:49 Chusnul Chotimah 1分で読めます

2025年第1四半期におけるオーストラリアの輸出価格は前期比2.1%上昇し、2024年第4四半期の3.6%の上昇に続き、2四半期連続の上昇となりました。成長の主な要因は、金属鉱石および金属くず(5.4%)で、中国の経済データと中国政府によるさらなる経済刺激策の発表を受けた鉄鉱石価格の上昇が主導しました。また、金(非貨幣用)(12.4%)も、世界的な不確実性の高まりにより、安全資産としての金の需要が引き続き強く、中央銀行による金準備の増加が続いたことが寄与しました。一方で、石炭、コークス、練炭(-6.6%)は、北アジアでの冬の気温が穏やかだったため、石炭発電の需要が減少し、冶金用石炭の価格が下落しました。また、天然ガスおよび製造ガス(-2.5%)は、石油ガス価格の下落により重荷となりました。2025年第1四半期までの1年間で、輸出価格は4.7%下落し、2024年第4四半期の8.6%の下落に続きました。

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