オーストラリアの2025年3月の財輸出は、前月比7.6%増の453.5億豪ドルとなり、14か月ぶりの高水準に達しました。これは、2月の4.2%の減少(上方修正)からの反発であり、オーストラリアがホワイトハウスと新しい輸入関税について交渉を進めている中でのことです。非農産品の輸出は8.5%増の337.7億豪ドルとなり、金属鉱石・鉱物(11.6%)、石炭・コークス・ブリケット(10.7%)、その他の製造品(13.3%)、金属(3.0%)、その他の鉱物燃料(4.2%)の販売増が要因です。さらに、非貨幣用金の輸出は25.9%急増し、53.0億豪ドルに達しました。一方で、農産品の輸出は8.5%減の62.2億豪ドルとなり、穀物・穀物製品(-8.2%)、羊毛・羊皮(-3.8%)、肉・肉製品(-16.8%)、その他の農産品(-2.1%)の減少が影響しました。オリジナルベースで見ると、オーストラリアの最大の貿易相手国である中国への輸出は34.8%増加しました。インド(72.1%)、韓国(12.6%)、日本(3.1%)、アメリカ(8.6%)への出荷も増加しました。