オーストラリア第3四半期の輸入物価が予想以上に縮小

2024-10-31 00:35 Farida Husna 1分で読めます

オーストラリアの輸入価格は2024年第3四半期に前期比1.4%減少し、第2四半期の1.8%の成長を反転し、市場予測の0.2%減少を上回る結果となりました。主な下落要因は、石油、石油製品及び関連製品(-7.7%)で、精製石油の世界的な需要の弱さと非OPEC+の生産の強さにより影響を受けました。また、通信機器(-3.5%)は、オーストラリアドルの上昇と旧モデルの携帯電話の価格低下により影響を受けました。一方で、主な相殺要因は金、非貨幣的(4.3%)で、中央銀行からの高い需要、世界的な紛争が引き起こす継続的な経済の不確実性、及び金利低下に対する市場の期待が金価格を再び過去最高水準に押し上げました。そして、コーヒー、茶、ココア(10.5%)は、西アフリカでの悪天候と作物病によるココア生産の混乱を受けて上昇しました。年を通して第3四半期までの輸入価格は、前年同期比1.1%縮小し、第2四半期の1.1%の上昇から上向きになりました。

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