オーストラリアインフレ期待が2年ぶりの高水準から後退

2025-07-17 02:11 Farida Husna 1分で読めます

2025年7月、オーストラリアの消費者インフレ期待は、6月の5.0%から4.7%に緩和し、引き続き労働市場の強さが続く中でインフレリスクの見通しがよりバランスの取れたものとなっています。それでも、この変化が持続的なトレンドを示しているかどうかは不明です。2025年第1四半期には、年間インフレ率が2.4%で安定し、4年ぶりの低水準で3四半期連続で変化がありませんでした。一方、オーストラリア準備銀行が好む中核指標であるトリム平均CPIは2.9%で、2021年末以来の最低水準ですが、依然としてRBAの2-3%の中間目標を上回っています。5月には、月次CPIが前年比2.1%上昇し、2024年10月以来の最も緩やかなペースとなりました。RBAは、インフレが持続可能に2.5%の目標に戻る道筋に確実に乗っているかどうかを決定する前に、さらなるデータを待つ意向を示しています。

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