オーストラリアのウェストパック・メルボルン研究所先行経済指数は、2025年2月に前月比0.1%増加し、前月と同じペースを維持しました。一方、指数の6ヶ月年率成長率は、1月の0.6%から0.8%に上昇しました。この最新の数値は、経済が徐々に勢いを増していることを示していますが、詳細を見ると外部の要因がわずかに抑制をかけ始めていることが示唆されています。オーストラリアのマクロ予測部門の責任者であるマシュー・ハッサン氏は、インフレのさらなる鈍化がRBA(オーストラリア準備銀行)に今年さらなる利下げを行う十分な自信を与えると予想しており、次の動きは5月の会合で行われるとしています。また、2025年を通じてGDP成長率が緩やかに上昇し、年末までに前年比2.2%に達すると見積もっています。これは2024年の1.3%の増加に比べて大幅な改善ですが、比較的控えめなパフォーマンスを示唆しています。