ユーロ圏の賃金成長率が第1四半期に鈍化

2025-06-16 09:32 Joana Ferreira 1分で読めます

ユーロ圏全体の賃金は、2025年第1四半期に前年比3.4%上昇し、前四半期の4.1%増加から緩和されました。これは2022年第3四半期以来の賃金成長の最も緩やかなペースを示し、インフレ圧力の低下と景気の勢いの鈍化に伴い、欧州中央銀行が慎重な待ち構えの姿勢を取る中で、ある程度の安心感を提供しました。地域内の主要経済国の中で、賃金成長はドイツ(2.8% vs 2024年第4四半期の4.4%)、イタリア(3.9% vs 4.4%)、オランダ(5.6% vs 6.2%)で顕著に減速しました。これに対して、スペインとフランスでは、賃金がそれぞれ3.7%(3.4%から上昇)と1.9%(1.8%から上昇)上昇し、控えめな加速が見られました。

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