2025年6月、シンガポールの年間インフレ率は0.8%であり、前月と変わらず、市場の予想(0.9%上昇)をわずかに下回った。この数字は2021年2月以来の最低値であり、食品(1.0% vs 5月の1.1%)や住宅・公共料金(0.9% vs 1.0%)の価格が下がった一方、教育(0.5%)は横ばいとなった。一方で、家庭用耐久財やサービス(-0.4% vs -0.2%)、情報通信(-2.4% vs -1.9%)、娯楽・スポーツ・文化(-2.6% vs -2.0%)のデフレが悪化した。一方、交通(2.0% vs 1.7%)や医療(2.8% vs 2.7%)のコストは上昇し、衣類と履物(2.2% vs -3.3%)は回復した。2025年6月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.7%上昇したが、6月には0.1%減少した。一方、年間コアインフレ率は6月に0.6%であり、前月と変わらず、市場の予想(0.7%上昇)を下回った。