2024年第3四半期における日本銀行の大企業製造業者の景況感指数は13で、2期連続で堅調を維持し、市場予測と一致した。最新の結果は、引き続き緩やかな経済回復が続く中で、過去2年間で最も高いレベルを維持した。企業向け機械(第2四半期22 vs 22)、繊維(23 vs 22)、パルプ・紙(18 vs 11)、化学(15 vs 10)、セラミックス、石・粘土(25 vs 35)、非鉄金属(12 vs 6)、食品・飲料(15 vs 21)、加工金属(11 vs 3)、汎用機械(23 vs 27)、生産機械(13 vs 11)、電気機械(11 vs 1)、造船・重機(23 vs 14)などを生産する企業の間では信頼感が上向いていた。一方で、木材・木製品(0 vs 15)、石油・石炭製品(-9 vs 17)、鉄鋼(-5 vs 0)を生産する企業の間では景況感が低下した。一方で、大企業は2025年3月に終了する現在の年度で10.6%の設備投資の増加を計画しており、コンセンサスの11.9%を下回っている。