2025年5月、日本の小売売上高は前年比2.2%増となり、前月の上方修正後の3.5%増から低下し、市場予想の2.7%成長を下回った。これにより小売売上高は38か月連続で増加したが、2月以来の最も緩やかなペースとなり、上昇する賃金が消費を支え続けている。衣料品・身の回り品(7.2%)、機械・設備(5.8%)、医薬品・化粧品(4.6%)、その他小売業者(4.4%)、自動車(2.4%)、非店舗小売業者(1.4%)、食品・飲料(1.4%)の売上が増加した。一方、百貨店(-6.1%)では売上が減少し、燃料販売は横ばいだった。月次ベースでは、5月の小売売上高は前月の上方修正後の0.7%増から0.2%減少し、今年に入って2回目の月次減少となった。