韓国、中銀が予想外に金利据え置き

2025-01-16 01:07 Kyrie Dichosa 1分で読めます

韓国銀行(BoK)は、2025年1月の会合で、市場の25ベーシスポイントの利下げ予想に反して、予想外に主要金利を3%に据え置きました。これは、ドルの世界的な強さによるウォン安と、国内の政治的不安定が原因で、通貨が15年ぶりの最安値に落ち込む中での決定でした。政策立案者は、インフレが安定し、家計債務が減速している一方で、経済成長への下方リスクが高まっていると指摘しました。その証拠として、消費の回復が鈍化し、建設投資が低迷し、労働市場が弱まっていることが挙げられます。昨年のGDP成長率の見通しは2.2%、今年は1.9%と、11月の予測を下回ると見られています。一方、インフレは安定しており、持続すると予想されていますが、高い為替レートが上昇圧力をかける可能性があります。

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