2025年5月、ブラジルの新車販売は前月比8.1%増の214,700台となり、4月の6.7%増に続いて増加した。まだ高金利や米国の関税に関する決定や報復についての不確実性がある中、市場は依然として強靭であり、クレジット供給の回復やレンタル会社からの堅調な需要に支えられていることが示されている。一方、4月には車両の輸出が11.3%増の51,500台となり、前月比で増加した。アルゼンチンへの販売の着実な成長が目立っている。一方で、中国車両がブラジル市場に大量に参入していることで、他国と比較して税金が著しく低いことから、懸念すべき競争の歪みが生じているという警鐘が業界から鳴らされている。