ブラジルは2025年1月に名目予算黒字を637億レアル(BRL)計上しました。これは前年同月の222億レアルから増加し、予想されていた353億レアルの黒字を大幅に上回りました。これは1年ぶりの政府予算黒字であり、2022年1月以来の最大の黒字です。中央政府の黒字が前年の96.5億レアルから496億レアルに膨らんだことが要因です。同時に、地方政府の黒字は147億レアルから153億レアルに増加し、国営企業の赤字は2024年1月の21億レアルから12億レアルに縮小しました。一方、国内総生産(GDP)に対する政府債務の割合は、前年の76.1%から1月には75.3%に低下し、1年ぶりの低水準となり、市場予測の76.2%を下回りました。