2025年5月、ブラジルの名目予算赤字は1259億レアルに達し、前年の1383億レアルから縮小したが、市場予想の1160億レアルの赤字を上回った。これは約1年ぶりの最大の月次赤字を記録した。12か月間で、名目赤字は9220億レアル(GDPの7.58%)となり、4月の9344億レアル(7.73%)からわずかに減少した。連邦公共部門は5月に337億レアルの基礎赤字を計上し、2024年5月の639億レアルから減少した。中央政府と国有企業はそれぞれ374億レアルと9億2600万レアルの赤字を計上し、地方政府は45億レアルの黒字を計上した。12か月間で、公共部門は基礎黒字241億レアル(GDPの0.20%)を記録し、4月の60億レアルの赤字(0.05%)と比較している。一方、総公的債務はGDPの76.1%(9.3兆レアル)に上昇し、前月から0.2ポイント増加した。