2025年3月のドイツの貿易黒字は、2月の上方修正された180億ユーロから211億ユーロに拡大し、予測の191億ユーロを上回り、昨年12月以来の最大の黒字を記録しました。輸出は前月比1.1%増加し、3月には1332億ユーロと11か月ぶりの高水準に達し、予想の1%を上回りました。主に米国と中国への販売増が牽引しました。EU諸国への販売は3.1%増加し、特にユーロ圏(3.8%)と非ユーロ圏(1.6%)で増加しました。対照的に、第三国への販売は1.1%減少し、英国への販売が2.8%減少したことが影響しました。しかし、米国への輸出は新たな米国関税の導入を前に2.4%増加し、中国への出荷は10.2%急増しました。輸入は予想外に1.4%減少し、3か月ぶりの低水準となる1121億ユーロに達し、0.4%の成長というコンセンサスを下回りました。EUからの輸入は3.5%縮小し、ユーロ圏からの輸入は5.8%減少しました。一方、第三国からの購入は0.8%増加し、米国(7.9%)、中国(9.6%)、ロシア(9.8%)からの到着が増加しました。