2025年3月のドイツの輸入物価は前年同月比で2.1%上昇し、2月の3.6%の上昇から減速しました。これは2023年1月以来の最速ペースであり、昨年12月以来の最も緩やかな輸入物価上昇を示しています。主に消費財のコスト上昇(+3.6%)によって押し上げられ、耐久財(+1.0%)と非耐久財(+4.2%)も顕著な価格上昇を見せました。農産物(+12.3%)とエネルギー(+2.4%)の価格も上昇し、特に電力価格(+46.5%)と天然ガス(+34.6%)の急騰が影響しました。さらに、中間財(+1.9%)と資本財(+0.2%)のコストも上昇しました。エネルギーを除くと、輸入物価は前年同月比で2.2%上昇しました。月次ベースでは、輸入物価は1.0%下落し、6か月ぶりの月次減少であり、2023年12月以来の最も急激な下落となりました。これは2月の0.3%の上昇を反転させ、市場予測の0.7%の下落と比較されます。