2025年5月、ドイツの輸入物価は前年比1.1%減少し、市場予想の0.8%の下落と4月の0.4%の減少よりも悪化した。これは、原油(-26.4%)、硬石炭(-21.2%)、鉱油製品(-17.3%)などのエネルギーコストの低下により、輸入物価が2か月連続で下落したことを示している。さらに、中間財の価格は1%下落し、資本財のコストは0.3%減少した。一方、消費財は2.7%高く、非耐久消費財の価格が3.3%上昇し、耐久消費財の価格は変わらなかった。エネルギーを除くと、輸入物価は0.4%上昇した。月次では、5月の輸入物価は0.7%減少し、市場予想の0.4%の下落を上回ったが、4月の1.7%の減少から緩和された。