カナダ住宅金融公庫(CMHC)によると、カナダの住宅着工件数は2025年1月に前月比3%増の239,739戸となり、市場予想の251,000戸を下回りました。人口10,000人以上の都市部における季節調整済み年率(SAAR)の住宅着工件数は3%増の220,643戸となり、都市部の集合住宅着工件数が14.7%減の168,515戸、都市部の一戸建て住宅着工件数が9.54%減の45,485戸となったことが影響しています。地方の着工件数のSAAR推定値は19,096戸でした。人口10,000人以上の都市部における実際の住宅着工件数は、2025年1月に前年同月比で7%増加し、モントリオールでは前年同月比112%増を記録し、昨年の歴史的低水準からの回復を反映しています。対照的に、バンクーバーは37%増加した一方で、トロントは集合住宅着工件数の減少により2024年1月から41%減少しました。