2025年4月、カナダの総輸入額は前月比3.5%減の675.8億カナダドルとなり、2024年9月以来の2回目の減少となった。減少の主な要因は、自動車および部品(-17.7%)、産業用機械、設備および部品(-9.5%)、消費財(-4.2%)、電子機器および部品(-5.5%)であった。アメリカからの輸入は、4月初旬にカナダがアメリカ製の自動車に25%の報復関税を課すと発表した後、10.8%減少した。この措置は、トランプ政権が外国製自動車に関税を課すと発表したことへの対応であり、さらに、3月にカナダの鉄鋼およびアルミニウムに25%の関税を課すという物議を醸した決定の影響を受けている。