カナダのCFIBビジネスバロメーター長期指数は、12か月先のビジネスパフォーマンスの期待を測定するもので、2025年4月に約10ポイント上昇し34.8となり、先月の過去最低記録である25.5から回復しました。急激な回復を示しているものの、この結果はパンデミックの始まりである2020年3月と同様のビジネスの悲観を示しており、関税、貿易戦争、追加の貿易制限の脅威がビジネスの楽観を著しく損なっていることを強調しています。フルタイムの採用計画も4月にわずかに回復しましたが、この時期としては通常よりもかなり低い水準です。今後12か月で、従業員を解雇する計画を持つ企業(17%)が採用する計画を持つ企業(14%)を上回っており、平均的な価格上昇計画は3.5%と高止まりしています。3か月の見通しに基づく短期楽観指数も8ポイント上昇し、40.1となりました。