カナダの失業率は、2025年6月に前月の7%から6.9%に低下し、7.1%に上昇するとの予想とは対照的でした。これは、1月以来の失業率の改善であり、経済の不確実性や米国からの関税がカナダの成長をさらに妨げる可能性があるという懸念を抑制しました。失業者数は前月比22,100人減少し、1,552,500人となりました。それに応じて、総雇用者数は前月比83,100人増の22,613,700人となり、雇用者数が横ばいと予想されていたのとは対照的に、12月以来の急激な増加となりました。この上昇は、3年ぶりの最大のパートタイム雇用の増加に支えられ、主に卸売および小売業に集中しています。それでも、長期失業率は昨年比で高く、現在の失業者の21.8%が6か月以上の間仕事を探しています。一方、参加率は0.1ポイント上昇し、65.4%となりました。