2025年第1四半期における英国経済は前年同期比で1.3%成長し、前四半期の1.5%の拡大を下回ったものの、市場予想の1.2%を上回りました(速報値)。サービス部門は1.5%拡大し、前四半期の1.9%から減速しましたが、建設業の生産は0.9%増加し、前四半期の成長率と一致しました。一方、工業生産は引き続き減少しましたが、そのペースは緩やかになり(-0.2% 対 -1.1%)、支出面では家計支出の成長が1.2%から0.7%に鈍化し、政府支出も2.6%から1.3%に減少しました。しかし、固定資本形成は大幅に加速し、4.4%増加(前四半期の2.2%に対して)し、特に企業投資が8.1%急増(前回の1.8%に対して)したことが主な要因です。輸出はわずかに0.3%減少(前回の-3.5%に対して)した一方で、輸入は7.6%と急増(前回の5.0%に対して)しました。四半期ベースでは、GDPは0.7%成長し、過去3四半期で最も強いパフォーマンスを示しました。