イギリスの個人による純住宅ローン借入は、2025年5月に28億ポンド増の21億ポンドとなり、4月の138億ポンドの急激な減少に続いて、純借入がマイナスの0.8億ポンドに転じた。5月の数字は市場の予想(25億ポンド)をわずかに下回ったものの、4月に住宅購入者向けの税制優遇が終了した後、住宅市場が迅速に回復していることを示している。純住宅ローンの年間成長率は、4月の2.5%から5月には2.6%に上昇した。総住宅ローン借入は前月の169億ポンドから204億ポンドに増加し、一方で総返済は182億ポンドから176億ポンドに減少した。一方、新たに借り入れた住宅ローンの「実効」金利(実際に支払われる金利)は、4月の4.49%から5月には4.47%に低下した。これに対し、未返済の住宅ローン残高の金利は、3.86%から3.87%にわずかに上昇した。