S&Pコアロジック・ケース・シラー20都市住宅価格指数は、2月に前年比4.5%上昇し、1月のペースや市場の予想(4.7%)をわずかに下回った。購入者の需要は、過去数年間の熱狂的な活動から冷めているものの、住宅供給の制約がほとんどの市場で価格上昇を支え続けている。特にサンベルト地域などで急速な価値上昇が見られた地域は、金利の上昇や住宅の手の届きにくさの悪化に伴い調整が進んでいる。20都市の中で最も高い年間価格上昇率を記録したのは、ニューヨークの7.7%であり、シカゴ(7.0%)やクリーブランド(6.6%)が続いた。これに対して、タンパは1.5%の減少を記録した。月次ベースでは、2月に指数が0.7%上昇し、2024年5月以来の最大の増加を記録した。