2025年2月、米国の製造耐久財の新規受注は予想外に27億ドル、または0.9%増加し、2893億ドルに達しました。これは1月の上方修正された3.3%の増加に続くもので、1%の減少が予測されていたのを上回りました。輸送機器が増加を主導し、14億ドルまたは1.5%増加しました。具体的には、自動車および部品の受注が4%、防衛用航空機および部品の受注が9.3%増加しました。機械(0.2%)、金属製品(0.9%)、コンピュータおよび関連製品(1.1%)、電気機器、家電、および部品(2%)の受注も増加しました。一方で、資本財の受注は1.5%減少しました。また、航空機を除く非防衛資本財の受注は、企業の支出計画の重要な指標とされており、1月の上方修正された0.9%の増加に続き、2月には0.3%減少しました。これは4か月ぶりの減少で、0.2%の増加が予測されていたのを下回りました。関税を巡る不確実性が、企業が設備投資を増やすことに慎重になる要因となっている可能性があります。