2025年2月、米国の消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%上昇しました。これは12月の0.5%の上昇に続くもので、市場予想の0.3%を下回りました。昨年10月以来の最低水準であり、住居費の0.3%の上昇が、航空運賃の4.0%の下落とガソリン価格の1.0%の下落によって部分的に相殺されました。食品価格は0.2%上昇し、外食(0.4%)と卵の価格(10.4%)が主な要因でした。医療、中古車・トラック、家庭用品・運営、娯楽、衣料品、個人ケアも上昇圧力を加えました。住居費は0.3%上昇し、1月よりは低いものの、CPIの月次上昇の約半分を占めるとBLS(労働統計局)は述べています。このカテゴリーはCPIの総ウェイトの3分の1以上を占め、特に住宅所有者が自分の物件を賃貸した場合の賃料を見積もる指標に重点が置かれています。