2025年4月、米国個人消費支出(PCE)物価指数は前月比0.1%上昇し、3月の横ばいから続いた。これは市場の予想に一致している。物価は、3月の0.5%の下落に続いて0.1%上昇し、サービス価格は0.2%上昇から緩和された0.1%上昇となった。揺れやすい食品やエネルギー価格を除いたコアPCE指数も、前月の上方修正された0.1%に続いて0.1%上昇し、予想通りである。別途、エネルギー商品とサービスの価格は2.7%の下落後0.5%上昇し、食品価格は0.5%の上昇後0.3%減少した。一方、前年比で見ると、主要PCEインフレ率は2.1%に緩和し、7か月ぶりの最低水準となり、3月の2.3%から下落し、2.2%の予想を下回った。同様に、コアPCEインフレ率も、前月の上方修正された2.7%から2021年3月以来の最低水準である2.5%に低下し、予想通りである。PCE指数は、連邦準備制度がインフレを測定する際の優先的な指標である。