アメリカの個人消費支出(PCE)は2025年4月に前月比0.2%増加し、3月の0.7%増加から鈍化し、市場の予想に沿っています。輸入関税引き上げ前の支出急増が緩和され始めたことが要因です。サービス支出は0.4%増加し、3月の0.6%から低下しました。住宅・公共料金、医療、飲食サービス・宿泊などの支出が増加しましたが、非営利機関や金融サービス・保険への支出が減少しました。一方、物品支出は0.1%減少し、前月の1.0%急増からの反動で、自動車・部品、衣類・履物、娯楽用品・乗り物などの耐久財への需要が低下したことが要因です。